手塚治虫先生の1949年の映画、メトロポリス(大都会)をアニメ映画化したこの作品。
ものすごいアニメーションと
動きの滑らかさにビビった。
クライマックスのメトロポリス崩壊のシーンだけでも見る価値があると思う。
オーバーテクノロジーな摩天楼を背景にジャズを流すとめちゃハマるんよねぇ、、
テンション上がった!!
謎の少女と少年が出会って、感情を学んで、仲良くなってきたところで実は謎の少女が人類抹殺兵器だった!!というのは擦られまくった内容なので先が読めてしまってテンポが悪く感じた。ただし、擦られまくったのはこの作品以降の話で、その時はとてつもなく新鮮だったはず。
だからこそ、ここまで色んな作品で使われる手法となったわけで、先が読めてしまうというのは手塚先生の現代エンタメに与えた影響の大きさを物語るのだと思う。
恐るべし手塚治虫先生…
色んな作品の枝分かかれの、より根に近い部分を観ることができてよかった。
ただ、映像が新しく、背景の動きも凄すぎる余り、ストーリーのシンプルさとチグハグになってしまった気がする。
原作リスペクトとは難しいものだ。