Wataru

メトロポリスのWataruのレビュー・感想・評価

メトロポリス(2001年製作の映画)
4.7
もう一人のロボット

手塚治虫のアトムに次ぐ、新たなアンドロイド、ティマ

高性能でありながら調整や設定が未完成の状態で産まれてしまった可哀想なロボット

1人の少年との交流の中で人間とは何かを学び、自分も人間であると認識してしまう

機械の中で生きることを強いられ、自我を無くしていく過程でもその少年のことは忘れなかった

巨大都市が技術に身を委ね、人間が機能させることを止めようとした時、世界は終わる。

これは現代のAI技術が招く最悪の結果を見せた手塚治虫の我々現代人に対する警告なのかもしれない。
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