100年前に起こった事件を題材にしているけれど、100年前の出来事だと思って観ることはできない。
時代ではなく、人間の本質に根ざした事件だから。
それは明日にも起こるかもしれないし、もうその芽はあるのかもしれない。条件が揃えばいつでも起こる怖さを感じた。
同じ過ちを繰り返さないために、せめて自分の目と耳を確かに持ち続けたい。
村の同級生３人組が適材適所で、はまり役。共同体の中で「自分」を保って生きていくのは簡単ではないこと、メディアの役割、戦争が奪うものは生命や財産だけではないことも描かれていて見ごたえじゅうぶん。
