KIMプラモスキー

福田村事件のKIMプラモスキーのレビュー・感想・評価

福田村事件(2023年製作の映画)
3.9
劇場予告かチラシが知ったきっかけでした。
前売り買って待ってました。
官房長官による炎上マーケティングのせいか7割くらい?結構入ってました。

村の人々を取り上げつつ、少しずつその時へ向かっていきます。
一方、瑛太率いる行商団の道行も挿入され、被差別者が、さらに弱いものへと連鎖する差別を描きます。

主役ポジションの夫妻の感情が表に中々出てこないので、ゆったりとした感が強いですが、それだけにクライマックスの緊急感が高まります。

集団に対しての恐れ、不安。
100年前の人たちを笑えない。
自分はどのくらいの事が出来るのだろうか。
デマに躍らされないと言い切れるか。

役者さんみなさん良かったです。
ピエールさんもお久しぶりです。




新聞記者のパートはマスコミに対しての戒めもしくは、叱咤激励なのかと思いました。

パンフは1500円ですが、台本も入って大ボリューム。もちろん購入しました。