このレビューはネタバレを含みます
先日『戦場のピアニスト』を見たばかりで、あちらではユダヤ人が迫害される様子が描かれいて見ていて辛かったが、その時とはまた違った涙がでた。
大砲や文明の武器はなく、手作りの竹槍や畑を耕すくわで一般人が一般人を殺戮。情報を確認するまで待てない、いや待つつもりなんてない。結局事実なんてなんでもいいんだ。自分たちの正義が一番。カルト集団と変わらないじゃないか。人ってなんて愚かなんだろう。情けない。村で孤立していた船頭だけが冷静だった。
神社の前でみんなでお経を唱える様子が最後の抵抗じゃないけど、力強さと自分達は何も悪くない！っていう意思みたいなのが感じ取れてよかったです。
事実を捻じ曲げて書こうとする新聞社には、J事務所が重なってみえたり。簡単に人ってそっち側にいっちゃうんだよ、未来に繰り返してはいけないよっていう戒めの意味でも、たくさんの人が見た方がいいと思う
田中麗奈さん良かったー。艶っぽさがあって。水道橋博士はかなり覚悟をもって演じてたと思う。政治家だった人だからね…見ててすごく痛々しかったし、メンタルきつかったんじゃないかな
