若干身構えながら幕開けを迎えたのですが、
しばらく群像劇が続いたので胸を撫で下ろしました。
それ自体中身はシンプルだったけど、
誰のの身にも起きうる危うさを気づかせる意味では劇作の形なのが良かったのだと思う。
配役もハマってて(色んな意味で)
東出は100年前の千葉の田舎には危険すぎる男だし、田中麗奈は昼ドラしてるし、ARATAの葛藤はなんか解釈一致だし、博士は現実とキャラが真逆すぎて逆に説得力すらあるし、
ドリブル枠はいませんでした。
知らないものに対する恐怖の感情は自分にもあって、対して色んな世界をわかろうと努めてきた人生でもあるけれど、
虐げられてた側の人たち、文化人たちは境遇や苦しみを理解して、この事件の被害者をなんとか助けようとしても、たぶん何回同じ時間をやり直したところで同じ結末になりそうな展開になるのは
自分の無知さや弱さをもっと自覚しながら生きていきたいと思えたし、
考えていることを世界へどう融合させるか、あと何があればこんな世界にならないか、など思考がループする感覚になりました
