えりみ

福田村事件のえりみのレビュー・感想・評価

福田村事件(2023年製作の映画)
4.3
ドキュメンタリーみいへんので
監督のことはあんまり知らんのやけど
TV放送は無いやろから
劇場鑑賞するつもりやったけど
予想以上の盛況&皆さん観てて吃驚😲
同じ大正時代を描いた
『菊とギロチン』はそうでも無かった気が…
フィクションより衝撃的な事件ネタのインパクトかと思たら
公開規模が全然違かった😨
PG12で済んでるのも意外😨
妊婦に小さな子供が殺されるので視聴注意⚠
とはいえ個人的には皆さんのレビューみて
もっと酷い描き方されてると覚悟してたので
意外と大丈夫やった😅

1923年9月1日関東大震災から
100年後に劇場公開された本作
広く知られていなかった
(全然知らんかった)
集団心理が加速し群衆が暴走した
大正時代の虐殺事件
竹槍で人を殺す映画を初めて観たような気がする😱
大正時代は朝鮮人を「鮮人」という蔑称で呼んでいたことも知らんかった📝

製作チームが若松プロ系列ということで
井浦新が主演というクレジットになってる感じ🚬
永山瑛太が主演な気がする👏
そして
『菊とギロチン』より遥かにイイ感じになってる東出昌大😍😆
これまでの人生が肥やしになってる😌
更にイイのが、
冒頭から色気ダダ漏れしている寡婦😍
(シベリアは日露戦争ゃなく
第一次世界大戦シベリア出兵ね)
エンドクレジットで初めて分かった
え!?コムアイ😨😲
お豆腐のくだり💍サイコ~

無頼キャラが多いイメージの豊原功補が
良識派の村長役を好演👏、井浦新の役より共感した😌
松浦祐也はハマり役😁
柄本明だけおっぱい役得なのナニ😨
日本水平社宣言の御守貰うてた賢い男子は
『半世界』の少年なのね😲

モガ呼びされても返事せえへん木竜麻生
可愛すぎて完全に浮いてた😓
映画で観る田中麗奈はいつも可愛いのに
本作では役柄のせいかイマイチ
讃岐で御守あげてた女の子が可愛いかった😌
ピエール瀧や水道橋博士の起用は
イメージや演技力と違う意味での起用に見えて逆に興醒め😶

いじめている自覚はあって
尚且つその恨みで反撃される恐怖も自覚してる台詞が印象に残る
関東大震災で
共産主義者や朝鮮人対する流言飛語で虐殺があったっていうのは
学校で習った気がする🤔
奈良では被差別部落の学校教育が盛んなので
水平社宣言ってのも覚えがある
「人間に光あれ」

大正時代がどんな感じやったのかピンと来ず😥
関東大震災の時はラジオもまだ無いし
道路事情もあんまりなのね📝
識字率ってこの時代は高いんちゃうかったっけ!?
小道具(美術)やロケーションには拘ってる感じするけど
映像から時代感を感じへんというか
のっぺりしてるというか…
明るすぎるのかなぁ。。

集団心理に抗えるように
色んな意味で個の力を持ってることが必要やと
前から思うているんやけど、
あんまり強過ぎると(強ないけど😅)
それはそれでまた集団を扇動する側に立つ危険があるのかと思たりラジバンダリ🙃
1人では映画や漫画みたいなわけにはいけへんやろし💪
どうしたもんかね、やっぱ教育か🚬



以下監督インタビューより〜📝
20年近く前に、
慰霊碑を現地に造るという小さな新聞記事を読んで事件を知る。
朝鮮人虐殺に関わるけどよく分からないなと思って現地に行ったら、
資料もないし、話してくれる人もいないし。なんとかアウトラインが分かって、
テレビでドキュメンタリーを作ろうとしたら無理だった。
ずっと諦めてたんだけど、劇映画だったらできるかなと。
この事件は朝鮮差別、被差別部落問題という日本独特の問題が複合して起きた。
日本人の集団性の高さがネガティブに向かった事件。
福田村事件のような規模ではなくとも、
同じようなことが起きてしまうのでは。
そう意味では今も同じ状況だと思っています。
えりみ

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