果たして豆腐から指輪の演出は必要だったのか。
現実に起きたからこそ目を背けてはいけない最悪な事件。
プロパガンダ、集団心理や村社会に恐怖も感じるが、最も恐ろしいのは罪意識ゼロの殺人である。
しっかり裁かれるならまだしも実際に捕まった8人は確定判決から2年5か月後全員釈放されたらしい。その後、村長・市議会議員に就任した人間もいる。それが許せなかった。
劇中で水道橋博士演じる自警団リーダーがお国のためにやっただけとか泣き崩れていたが殺人は殺人だ。そんな男を奥さんはどんな感情で抱きしめているのか。
やり方こそ違うが、現代にも通じる〇〇〇だから殺してもいいという心理は一体なんなのか。
殺人描写はそこまで生々しくないので目を覆うほどではなかったが、忘れてはいけない歴史。
一緒に観た友人がたまたま野田市の福田小学校、中学校出身でハッとしていた。