このレビューはネタバレを含みます
観るか悩んだけど観てよかった。
全員が何かを守るために他を傷つけていくのが辛かった。最近読んだ『バカと無知』(橘玲)という本で親切は排他的な感情と表裏一体だとあった。まさにそれだなぁと思った。
最後に記者が事件を世に伝聞しようとしていた。それが叶って「朝鮮人」へのデマや暴行は治ったのかもしれない(知識がないのでもしかしたらそうでもなかったのかも…分かりません)が、福田村事件で死んだのが本当に「朝鮮人」だったらそれ見た事かとさらに暴行は過激化したのではないか。死んだのが日本人だったから騒がれただけで、この映画に描かれた犠牲者はほんの一部だと言うことを忘れてはいけないと思った。
「朝鮮人だったら死んでもいいのか?」
「全員に名前があります」
胸に残る言葉。