あなたはいつも見てるだけ
なんで、なんで、なんで
インテリに向けた言葉、行商の子の搾り出す言葉が胸に突き刺さりました。
まずこの映画の意義は素晴らしいものがあると思っています。僕は不勉強ながら、この事件について、全く知りませんでした。
集団で加速していく偏見、過ち
多くの人が指摘するように、現在でも起こりうることです。
森達也監督初の劇映画でしたが、面白かったです。やや説明的ではあるものの、村の閉鎖感や集団心理がよく伝わった。
最後の虐殺シーンは圧巻で涙しました。
「朝鮮人なら殺してええんか?」
ドキッとしたセリフです。
ただ、やはり性愛描写がどうしてもノイズにはなりました。
パンフも読み応えありです。ゆっくりじっくり読み、事件について考えようと思いました。