チュニドラ好き

機動戦士ガンダムSEED FREEDOMのチュニドラ好きのレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)
5.0
【追記】劇場ラストも観に行きました。IMAXのときにもそうしておけば。。。と思ったのが、両隣空きの席を取ること。MSのコックピットは戦闘機とは違い両腕分あるので、肘掛けに腕を任せると非常に没入感が増して最高です!!!!!特に今作は発進シークエンスが気持ちいいのでたまらない!

seedシリーズのファンとして贔屓目レビューとなってしまうことをお許しください。

一応低評価から具体的に挙げます。
まず、低評価に繋がる要素は少ないとはいえません。新キャラたちは所謂ぽっと出です。ディスティニープランの後継人が起こす騒動は再放送さながらと捉えられても仕方のない面があります。
つまり、皆が納得のいく戦争の終わりとはなりません。戦争とは起きた時点でそうなるのは当たり前ではありますが。
あとルナだけちょっと雑だったかな。。。

次に評価が別れそうな点について言及します。
今作のテーマは自由というより愛であり、それを強調するようなセリフが主要キャラから多く発せられます。終盤は機動武闘伝Gガンダムです。石破ラブラブ天驚拳さながらです。これはファンでない人、いや一部のファンでも苦笑ものかもしれません。
しかし、高すぎる能力が故に塞ぎ込みがちであったキラの苦悩が解き放たれる、という救いのある展開ともいえます。
キラが皆を信じることで戦争終結が加速するのは、一応オチてはいるのかな?

最後に高評価点です。
まず、シン周りが最高です。キラが報われる作品という位置づけが強い作品だと思いますが、メタ的に見て一番救われたのはシン、およびデスティニーガンダムです。これだけは具体的に言いたくないので濁しますが、シンは窮地に陥ります。でも、シンの優しさが、彼自身を救います。
次に、seed赤服メンバーの頼もしさです。当たり前ですが、特にアスランはファンの期待全てに応えていたと思います。やっぱりインファイトで右に出る者はいません。
そしてキラです。終盤まで型落ち機体での戦闘が続き、直接・間接的な精神攻撃までもくらい可哀想な程です。
彼が救われる様をぜひ見届けてください。あと、ラクスは本当に良いパートナーですね。
最後に機体・音楽です。
お馴染みのメンバーの機体デザインは完成されていましたから、下手にいじられることもなく大満足です。一番は何よりディスティニーで、ついでにヤタノカガミはやっぱりずるい。勿論キラの乗る最終機体があるわけですが、キラが乗るに相応しいとだけ言っておきます。
音楽も勿論最高なので、良い音響設備をお勧めします。