思春期にリアタイ視聴してた身としては、とにかくファン感謝祭の舞台を見せてもらっているようで、とても豪華で面白かったです。
ストーリーはもう有って無いようなもので。
とにかくテレビシリーズで煮え切らなかった作り手とファンの妄想補完部分を、全部パッケージングして(再度金儲けする)ために、ご都合主義的な舞台装置と敵を用意した感じ。
テレビシリーズはもう少しシリアスだった気がするなーと途中までは思ったが、逆でした。
当時少年だった自分が、娯楽作品としてのSEEDを真に受け過ぎてハマってたんだなーと気付かされました。
SF考証や作品としての整合性とかではなく、元々ガンダムSEEDって、劇画的で、嘘くさくて、平井久司が描いたイケメン美女キャラを叫ばせて、脱がせて、イチャイチャさせるキャラものストーリーと、とにかく超かっこいいデザインのロボットが大見栄きって無双するのが胸熱な作品だったんだなと。
今見てるのはコテコテのエンタメ作品なんだと割り切ってからは、予定調和と(褒めてる)それを上回るゴリ押し展開を笑顔で楽しませていただきました。
ファンは100点満点。
それ以外の人にとっては、10点。
そういう映画。
でもSEEDはこれでいいんですよね。きっと。
