このレビューはネタバレを含みます
結論だけ言うと…とりあえずもうやってくれただけで満足。
あの世界観のまんま、いい意味で作画も特別大きく変わってなくてそれだけで懐かしさで涙がでそうだった。
だけど映画的には…なんとも言い難い!
よかったところはキラとラクスに焦点が絞られていたところ。
シンもアスランも今回は完全に脇役。
シンに至っては前作で主人公だったとは思えない扱い。
キラはシリーズが進むにつれて人間らしさがどんどん失われていった印象。
SEEDのときは純粋に友達を守るために戦ったり、フレイに踊らされて恋敵とケンカしたり、とても人間らしかった。
しかしデスティニーでは悟りを開いたように落ち着き、もはや最強ポジションに居座っていた。
そんなキラが人間らしさを取り戻したこと、そしてラクスとお互いにしっかり愛を言葉にしたことはとてもよかった。
あとはファンサ面も悪くはなかった。
期待通りT.M.Revolutionのミーティアが流れたのは最高。
キャラも主要キャラは余すことなく出てたし、MSもデスティニーのころのが使われる流れになってテンション上がった。
(バルトフェルドさん一瞬だった…ダコスタくんわい…)
個人的にはもっともっとファンサ全開でもよかったと思う。
なにが悪かったんだろうなと考えると…
やっぱり一番は敵に全く魅力がなかったこと。
SEEDはこれまでクルーゼにしろデュランダルにしろ敵としても非常に魅力的だった。
アズラエルみたいな救いようのないクソ野郎もキャラが立っていて敵として魅力的だった。
それに比べて今作の敵は全員しょぼい。
ブラックナイトに至っては顔も名前もキャラクターもなにも一致しないほど記憶に残らない。
能力もイマイチよくわからかったし、それに対する対応策も少々雑な印象。
SEEDに限らずガンダムってこういうとこ結構ちゃんとしてるはずなのに。
あとは笑かしにきてんのか真面目にやってんのかわからんシーンがいくつかあってどういう姿勢で観たらいいかよくわからなかった。
颯爽と登場するアスランズゴック
闇深きシンの亡霊ステラ
ハレンチなカガリ
ラクスのピチピチノーマルスーツ
ふざけてんのかと思ったのは私だけか?笑
最後に一つだけ…推しのメイリンが変な髪型になっててガッカリ。