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機動戦士ガンダムSEED FREEDOMのよのネタバレレビュー・内容・結末

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

最高だった……。
あまりにも素晴らしかった。
真面目な映画じゃないです。馬鹿映画です。あまりにも無茶苦茶な世界と歴史を希望に満ちた形で終わらせるためにもうとにかくパワーで乗り切った。

見たかったことは全部詰め込めてた。
たぶんもう続編はない。
絶対ないって思うと寂しいんだけど、二十年間ファンでい続けてた人達が、笑ってキラ達と別れられる。そんな映画になってた。(この先も苦難はあるだろうけど、キラ達は真っすぐ進んでいけるって信じられる作りになってた……)
リバイバル作品として最高の形だったと思う。こんな晴れやかな気持ちでキラ達とお別れできるようにしてくれたの、素晴らしさしかない。
あまりにも愛。最高だった……。


※たぶん冷静になったら色々気になるところも出てくるとは思うんだけど、でも、今はいいんだ。こんな最高の気分にさせてくれただけでも五百点満点だよ……。


いや、冷静に振り返っても最高じゃないか?
とにかく論理が強すぎる。
CE世界ってガンダムの中でも終わってる世界観って時々言われてて、
ナチュラルとコーディネーターの終わらない対立、憎しみの連鎖どうするの?
→僕達には愛がある!!!!
議長のデスティニープラン否定したけど結局何もできてないじゃん。デスティニープランのほうが良くね?
→僕達には愛がある!!!!!!!

で押し切られる。
無敵の論理過ぎる。
そして実際あのラブラブカップル達の前に女と別れた議長の論理は届かない。愛の前にはあまりにも無力!

それに何より嬉しいのがSEEDの終わりが少なくとも現状このSEEDFREEDOMであること。今まで二十年間、やや辛気臭い作品の印象を携えていたSEEDという作品が、これからはこのSEEDFREEDOMが最終作になることで希望に満ちた作品になってる。今後ガンダムというコンテンツが続き、みんながガンダムSEEDを思い出すたびに、「あの世界でどうするんだろうキラ達……」と思うのではなく、「まあキラ達ならきっと元気にやっていけるよな!」と思えるようになったのが素晴らしい。SEEDを思い出すたびにどこか希望を抱くことができる。SEEDを振り返った時、今までの二十年とこれから先ではまったく違った印象で振り返ることができる。別に希望に満ちた終わりだけが素晴らしいと言ってるわけじゃないけど、今までの二十年間は苦しく大変な世界と言われてきたコズミック・イラの世界を、これからは苦しくても希望と愛のある世界としてファンが振り返っていくことになるのは、本当にすごいことで素晴らしいと思う。改めて最高だった……。
よ