リム・カーワイ監督の舞台挨拶付きで観賞。
リム・カーワイ作品を見るのは初。
大田原愚豚舎の渡辺紘文監督『普通は走りだす』の続編、番外編のような手ざわりのロードムービー。
本家大田原愚豚舎のようなパワーや破壊力は無いが渡辺監督の怠惰っぷり詐欺師っぷりは相変わらずちゃんと笑えるしミニシアターや自主映画への愛に心が震え目頭が熱くなった。
渡辺監督が訪れる各所に登場するミニシアター、そして劇場の支配人の方々がとてもいい。
首里劇場の支配人と繰り広げる謎の対決シーンは笑ったし、特集上映あっさり断られているブルーバード劇場の支配人をダシに昭和館で特集上映組もうとするする渡辺監督の話術に爆笑した。
ジグシアターではあろうことかドライブ・マイ・カーの濱口竜介監督をダシにしてるし（笑）
自分のような大田原愚豚舎ファンはもちろん楽しめるし、そうでない人でも十分楽しめるコメディー映画であり、人間ドラマだと思った。
自分はこれからもできるだけ映画は映画館でみるようにしたいと思う。
