全身小説家のハシオのレビュー・感想・評価

あの「ゆきゆきて神軍」の原一男監督作品。

以前、知り合いに勧められてからずっと見たかった作品ですがやっと見れました。
"虚構"について語り、書き続けた作家・井上光晴の晩年を追ったドキュメンタリー。

「ガンと闘う作家の感動ストーリーみたいにしたくない」と原一男も語っていますが、井上の真実が次々と明かされると、フィクションとは？ということを考えさせられます。

しかし、恥ずかしながら井上光晴ってこの映画で初めて知ったのですが、魅力的ですごいキャラクターですね。
男女問わず惚れる人がいるのも納得。