全身小説家の作品情報・感想・評価・動画配信

『全身小説家』に投稿された感想・評価

たこ
2.1

しょうもない、凡庸以下の老人の話に終始する映画だった。

出自の恥ずかしさから嘘をつき、ついに引っ込みのつかなくなったしょうもないおじさんの話が2時間半続く。
歓談シーンの節々に、プライドを捨てきれ…

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3.7
井上光晴とは一体何者だったのかという虚しさが残る。。人生は語れば必ずフィクションになってしまう。小説もドキュメンタリーも、全ては虚構である。他人事のように観ていましたが、よく考えたら自分事でした。
このレビューはネタバレを含みます

ゆきゆきて、神軍に続き2作目の原一男作品。
まだ2作しか見てないけど、この方は本当に映画向きの人を見つけてくるのが上手いなと思う、、!
観察しがいのある人というか。

経歴から何まで全部嘘にまみれて…

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話が進むにつれて、虚構と現実が入り混ざっていき、全身小説家というタイトルの深さに圧倒された。
井上光晴の人柄は非常に多面的で、なぜあんなにも女性からモテるのか、徐々に理解することが出来た。
危うさが…

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kitta
-
全て現実を切り取っていても切り取り方に作為性があるからそれはフィクションなんだというのは原一男を観ていると実感する
BS28ch
5.0

この作品は前の「ゆきゆきて、神軍」からの流れがあり、世代的にも批評が四方八方から飛び交った。俺は好き。現在の原監督を追うために、DVD借りてそして特典も観ちゃいましょう。嗚呼、新宿TSUTAYAが復…

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かつて怪獣老人をフィクションという地獄に堕とした原一男とフィクション老人井上光晴の激アツな戦い。
言って欲しい言葉を言ってくれるまさに、 **idol** って感じの人が存在するという事が知れたのが面白かった。
人がほしい言葉を掛けてくれる善良な嘘つきという興味深すぎる人物が実在していたというのがもうすでに面白い
4.3

ウソのつきすぎで何が何だか分からなくなっちゃった小説家、井上光晴。その虚飾に塗れた人生を原一男がしつこくカメラで追い回す異色のドキュメンタリー作品。

ぼくが中学生のときに初めてVHSで観た原一男作…

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