ベトナム民主共和国（いわゆる北ベトナム）のドキュメンタリー風プロパガンダ映像を編集したもの。
・戦争中でも平和な農村。
・そこで働いている若くてきれいな女性たち。
・国民は一致団結して爆撃に対応している。
そんなあたりをわざとらしくやってくれるので、プロパガンダだとすぐわかる親切設計。
爆弾で地面に穴が開いた！→村民は穴を埋めるものを手にして爆心地に殺到するとか、真面目に紹介しているので笑ってしまう。
制作協力にある「（株）日本電波ニュース社」をググると、気持ちのいいくらい共産党由来の通信社。
同じく党員である大物映画人、山本薩夫の名前を借りたという感じなのかね？
ググっていると赤旗のアーカイブもヒットした。
この映画をベトナムに逆輸入。テレビ放送したところ好評サクサクだったとのこと。激戦地ではなかった農村部では、まさにこの映画みたいな状況だったのかもしれない。
左翼のど真ん中からみたベトナム戦争真っ最中のベトナム戦争という意味で大変貴重。
山本薩夫関連作品ということで手にしたんだけど、これはこれで面白かった。

追記
掲載リクエストをしたタイトルでした。またしてもすぐに更新していただいた。
いつもありがとうございます。