マーティ

正欲のマーティのレビュー・感想・評価

正欲(2023年製作の映画)
3.8
第36回東京国際映画祭 4本目

世の中の人が当たり前のように生活しているこの世界に、身を置いている自分をもどかしく感じることはないか

世の中に溢れている情報は、明日も生きていこうと思っている人にしか意味がないんじゃないか

マイノリティの中で生きている意味を見出せなくてもがき苦しんだ人々が、ようやくお互いを理解出来る人に出会えた時に、思わぬ事件に巻き込まれる

登場人物5人の人物像をオムニバス形式で描き、稲垣吾郎さん演じる検事だけ自分は正常と思ってて、他の4人はいろいろなトラウマだったり、人には言えないフェチを持っている

人がいる分だけ何が正解か、何が間違いかわからない

一人一人のエピソードが興味深く、2時間半くらいの尺だけど、全然間延びせず集中して観られた

ミステリー性もあって最後まで楽しんで観れました
マーティ

マーティ