SiNSY

正欲のSiNSYのネタバレレビュー・内容・結末

正欲(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

世界に存在するマイノリティのお話。


数えきれない世の当たり前とされてることを押しつけられる苦しさってあるよなあ。

大学生の男の子が言った、どんな感情も
抱いていい、て発言。世界が犯罪と呼んだとしても彼らにとって、正常なのだよなあ。
治るとか、病気とか、気の迷いとかそんなもんじゃないんだよなあ。

夏月と佐々木くんがベッドで体重をかけて、てシーン。

なんか誰からもわかられないと世界から
飛んでっちゃいそうで、なんとも言えない悲しさや寂しさってあるけど、
分かり合える人の存在や実際の重みって
安心するし存在していいってなるよなあ、て思う。

2人とも自殺しようとしてたのに出会えてよかったね。

吾郎ちゃんが適役で素晴らしかった。

世間に囚われて、
それこそ色んな犯罪を見てきてるから
そう発言するようになった検事さん

家族とちゃんと向き合わず、離れていってしまった彼と佐々木くんが捕まってもなお居なくならないと伝える夏月の対比がとても印象的だった。

妊婦の職場の人の発言、さも自分の人生が幸せの手本かの言い分がイライラしてしまった。信用も興味もないから関わらないのに、ほっといてくれよ。って感じだよな。

どんなに男の人を気持ち悪いと思っても好きになるのは男の人だ、ですごい葛藤だな、、って自分だったら、と考えてもそこだけまだ消化しきれてない。
SiNSY

SiNSY