このレビューはネタバレを含みます
正欲とは性的な満足を得る為の肉体的な欲望
人には理解されない欲望
言えずにいる苦しさ
周りとのズレ
そんな2人が繋がり
2人が本当に楽しそうにいて
温もりを感じながら
「いなくならないで」と言った時は
お互いの欲望を理解する者同士から
超えた存在になったのではないかと思った
そんな2人と正反対の家族は
父親が自分の「正しい事」しか主張しないのでそれは崩壊する。しかない。
学校には楽しい事が沢山あると言うが
楽しい事がないから不登校になったのでは。
職業柄色んな人見てるから詐欺だなんだと出てくるのも理解したが、それよりまず息子と向き合うべきだったね!となり
大也の欲望は違うものかと思ってた。
しかし子供の水遊びにリクエストとはなんてリスキーなんだろうとか思ったり…
そんな大也に八重子が安心感を感じたのは大也の欲望の相手が違う物だったからだろうなと。
そんな皆さんが交わってくる終盤。
何故3人で遊ばないのー
今の世の中知らないおじさんが子供に接触するとかーと思ったらはいアウト。
佐々木、大也、夏月と話ている間
寺井の中での「正しさ」が揺らいだかもしれない。自身の理解ないせいで離婚する事になってるのもありで。
最後の夏月は真っ直ぐと佐々木への気持ちを伝えていた。かけがえのない存在。
「いなくならないから」の重さ
夏月の最初の頃の表情や
佐々木に会ってからの執着
そしてどうしようもない自分への怒り
佐々木と一緒になってからの
明るさ、寺井との会話
非常に残るなぁと思いました
闇深い話だが途中ふふ、て笑うとこまあり
良い映画でした
この映画を見た後に会った人が「地球に留学してる感じ」と言っていた。
物語だけではなく現実にもいるんだ。と思いました