こきんじ

正欲のこきんじのレビュー・感想・評価

正欲(2023年製作の映画)
4.2
ダイバーシティ(多様性)やマジョリティ、マイノリティの話。
いやLGBTQなんて簡単な話ではない。
到底普通の感覚では理解出来る境地に至ることは出来ない、水フェチなのである。
ガッキー新境地!
後半特に稲垣吾郎演じるマジョリティの代表寺井に語るときの素晴らしい演技、表情。そして台詞「ありえないと一言で片付けられてしまうことありますか?」
磯村勇斗や佐藤寛太のこの感情を理解する仲間を渇望する姿がリアリティあって最後に事件を引き起こしてしまう。
そう、こうならないように彼ら彼女らは自分を押し殺して密やかに生きてきたのである。
当たり前ということがなんなのか?考えさせられる秀作でした。
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