稲垣吾郎が新垣結衣に詰められる映画。
生き辛さ半端ない群像劇。やれ“普通に生きる”だ“30代で結婚出産しないと”だと、何処にでも転がってるような他愛もない会話や社会の雰囲気が個人を閉鎖的にしているという空気感が描かれていて、とことんキツい。自分と社会の価値観のギャップに藻掻くなかで、それでも他者との繋がりを大切にしていきたいという話が今泉監督の「ちひろさん」と近いなぁと思ったり。後半の展開については元々の原作がそうなのかもしれないんだけど、事件と子供の絡ませ方がやや乱暴に見えるというか。そもそもあの程度の証拠で検挙できないんじゃないかなぁとかは思ってしまった次第。
これが…多分正常位。
