原作未読
何かと考えさせられるね。
全体的に暗く重たーい雰囲気なんだけど、彼らの理解し難い悩み 性癖を、出来るだけ濃く媚びりつかせるために、というかなんというか。
そのために必要な暗さで丁度いいなって思った。
あらすじとしては、
不登校の息子が世間から、断絶されることを恐れる検事 啓喜。
秘密を抱え、世間との断絶を望む寝具販売員 夏月。
夏月の中学の同級生で、夏月と秘密を共有する 佳道。
心を誰にも開かずに日々を過ごす大学生 大也。
自分の気持ちに戸惑いながらも、心に従おうと奮闘する大也と同じ大学に通う 八重子。
無関係に見えた彼ら、だがある事件をきっかけに交差する。
って感じ！
普通ってなんだろうと考えちゃう映画だね。
自分も普通以外だったら、まず普通ってなんだっけ。
自分たちは性欲が溜まれば、同じ思考の人と解消するのに、彼ら特殊性癖の人達が解消しようとすると、｢それは悪だ！｣と言うのはおかしいよね。
解消方法が違うだけで、欲を解消してるだけなのに。
かと言って、特殊性癖を理由に誰かを傷つけるのはおかしいよね。
映画館で見ることで価値が溢れ出てくる映画だなって思う。
水の音やダンスの足音、吐息全てが映画館の立体音響で見ることに良さがあると思った。
いなくならないからね。
磯村くんの演技がすごく良かった。
自分の特殊性癖に悩みを抱え、同じ人を見つけ安心する。
その姿を綺麗に演じているなって思った。
