常人には理解し難い性癖としての水との戯れ。
それを理解されない生き辛さ。
でも流石に擬似セックスシーンのぎこちなさは、この情報化社会の今、あり得ないので共感出来ない。
不登校や万引き常習犯も多様性の範疇で片付けられるものかは置いといて、現在の法律で厳しく取り締まれるのは、後半に出てきたホモ-ペドフィリアの先生ぐらいで、水と戯れる事で性欲が満足できるのならこんな安上がりな性癖は無い。
一日中風呂に浸かってればよろしい。
何がそんなに深刻なのか、さっぱり分からない。
まあ常人には理解し難い性癖としての設定だろうと思うが、それならば常人代表、稲垣吾郎さん演じる検事の心の深淵への描写にもっと焦点を当てて懊悩させるべきだったと思う。
彼の言っている事はまともだが、それがズレとなって現状を招いている事にもっと向き合わせるべきだったと思う。
只原作は未読なので、それが脚色かどうかは分からないので、その指摘は的外れかも知れない。