みんなが言う「普通」って、ほんとなんなんだろうね。「正しい」とは違うはずなのに、同じ意味で使ってる人が多すぎるよなー。
正欲ってタイトルで、まんま性欲の話だったとは。
私はこの映画を観て、結局男女の恋愛でしか人と人の付き合いを考えられていない自分の貧しい想像力に落ち込んだ。
何かを好きだと想う気持ちは素敵だ。
人との繋がりを求めることは素晴らしい。
自分の孤独を誰かに打ち明けられた時の喜びは一生忘れられないだろう。
それは誰にも邪魔されてはいけない真実だ。
本来であれば吾郎ちゃん演じる検察官の男の感覚がいちばん普通に近いはずだった。
それなのに、映画のなかでは煩わしく思えた。
不登校の自分の子供がYouTuberになりたいなんて言い出したら、応援できないよなそりゃあ。
けど、それすらも頭のかたい人間に思えた。
誰も理解してくれないのなら、と最初から諦めて自分ひとりで抱えている人がこの世の中にはいったいどれだけいるのだろう。
もし、それを分かち合える人との出会いがこの先あるとしたら絶対に手放しちゃダメだ。絶対に傷つけちゃダメだ。
世界に絶望していても、私はそれだけで生きていけるのだから。
そして、こんなに可愛くないガッキーを初めてみた(褒め言葉)
ガッキーも死んだ目とか、できるんや(褒め言葉)