Tamayama

正欲のTamayamaのネタバレレビュー・内容・結末

正欲(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

20240320鑑賞

原作朝井リョウということで鑑賞(未読)。「水フェチ」って今まで聞いたことなかったけど、そんなニッチな仲間が同じ地元にいたなんて、磯村勇斗とガッキーはお互いに奇跡的。多様性って本当に昨今よく聞くワードだけど、いろんな嗜好の人がいたのは何も今に始まったことじゃないんだろうし、まだまだ稲垣吾郎的な理解の人も多いだろうけど、「いろんな人がいますよ」と言える世の中になってきたことは単純に喜ばしい。けど、一方で、こういうふうにわざわざ「多様性の時代ですよー、おかしくないですよー」って描かなきゃいけない時点で、まだまだ「普通」には程遠いのだなとも思う。そういう時流の、過渡期にいるんだなと感じた。

自分はLGBTQとか性的マイノリティとかではないけど、別に他人に迷惑かけなきゃ誰が誰(もしくは何)を好きでも昔から気にしないタイプだった。自分の子供にも「将来結婚してもいいししなくてもいいし、するなら異性と結婚する人が多いけど、別に同性としたっていいんだよ」って話してて、実際そういう世界にこれからなっていってほしいなと願っている。が、子供のYouTube出演には稲垣吾郎に同意。小児性愛者は隔離でいいよまじで。にしても本当この世の中、情報多くて疲れるよねぇ…(SNSはだいぶ前にやめました)。

長くてちょっと疲れたけど、今生きている時代を感じられる良作!
Tamayama

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