このレビューはネタバレを含みます
心にグサグサ刺さってきました。
「普通」が何かも分からないのに、決まっていないのに、人間は各々の「普通」を「当たり前」だとして無関心に無意識に人に押し付ける。
押し付けたつもりは無いかもしれませんが。
枠に当てはめられ過ぎて生きるのが大変、
それを口に出して他人に云うと
「悲劇のヒロイン」や「弱い人ぶり」などとまた枠に当てはめてくる人間。
私は人間のそういう部分が大嫌いですが、
普段それを表に出しすぎると変な目で見られる
「変なの」と軽く他人に言ってくる人間も
「普通」じゃない癖に「普通」ぶってて面白いな
なんて日々思って生きている中この映画を見ました。
何だか自分のままでいいんだと思わされるような、
自分に重ねてしまうような、
そんな映画でした。