mion

ウィッシュのmionのネタバレレビュー・内容・結末

ウィッシュ(2023年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます


ディズニー版プリキュアじゃん!!!
神秘パワー持ち妖精とおしゃべりなマスコット(はぐたんとハリハムハリー的な)、「願いを集める」といういかにもプリキュアの悪の組織にありそうな目標、最後は全員で歌の力で闘え!な展開、めちゃめちゃめちゃプリキュア。

プリキュア好きなので大丈夫でしたが。


概ね楽しめたんだけどなんでこの王様こんなに叩かれなきゃいけないの?というモヤモヤは消えない…。

予告を見ている限り、この王が人々の願いを騙して集めて、私利私欲のために悪用しているみたいなことかと思ってたけど、そうでもなく、国を統治するための必要悪のレベルで、悪の強度が弱くないか…?と思ってしまった。
代替わりで突然この王が君臨してこの政策を始めたとかならアレだけど、この王・この政策に賛同した上でこの国に集まっているわけなのに、国民たちの被害者ヅラがすごい。願いを忘れることも承知の上で、儀式の頻度的に全員の願いが叶うわけではないということも(多分)分かってる上で願いを預けてるのに。
なぜ「暴君」「邪悪な王」と言い張れるの…?

とても有能な国王に、理想論のガキが突っかかっている感じ。私が王でも多分キレる。

もちろんその後はヴィランらしく落ちるところまで落ちてるので、退治されたことに異論はないけど…(それも主人公対策をするために禁術に触れて精神を持ってかれてしまっただけなのでちょっと弱い気はする)。

ロキを見たばかりだったので、剪定される世界の人にも人生がある!と語って結局崩壊していってしまう、アレまんまじゃんと思った。


おそらく、哲学者だという主人公の父と国王の間に、国王をヴィランたらしめるエピソードがあるんじゃないかなあと思うんだけど、どうなんだろうな。いまいち納得できてないからあってほしいな。


クリスパインが好きなのでつい王寄りになるね〜
mion

mion