SK固形石鹸派

ウィッシュのSK固形石鹸派のネタバレレビュー・内容・結末

ウィッシュ(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ディズニー100周年にふさわしい作品。様々な作品のオマージュが散りばめられすぎて1回の視聴じゃ全く脳が処理できないのでひとまず1回目、感じたことを。

2023.12.22 日本語吹替版
まず、星に願いをが至る所に流れている。星(スター)が話の軸になっているのもあるけどピノキオファンとしてはとても嬉しい。
本を開くところから始まる手法は昔のディズニーのアニメーションの冒頭でよく使われているのも古典ファンとしてはみどころのひとつ。

曲については、最初のようこそロサス王国へはどこかメキシカンでリメンバーミーっぽさがある楽曲。
日本語吹替をみたので生田衣梨奈ちゃんの劇中歌ウィッシュはもうそれは素晴らしいが、ラストのリプライズがアンサンブルキャスト(この作品の場合はロサス王国の人々)の凄まじいエネルギーがわーーっとくる感じ、めちゃくちゃ感動したし本当によかった。
マグニフィコ王のソロ邦題だと無礼者たちへはまじ福山雅治。福山雅治すぎて福山にしかみえなかったのでこれは字幕版もみたいところ。
個人的にはknowing what I know now(邦題は真実を掲げ)が好き。

マグニフィコ王の性格はガストン、白雪姫の女王、そして哀れな魂を持つアースラ、魔法の使い方等がマレフィセントに似ててヴィランズファンにもとても魅力的なヴィランズだと思う。
なんならちょっとジーニーやジャファーっぽさもある。ジーニーはヴィランズじゃないが。

スター(願い星)表情豊かですごくかわいい。
マグニフィコ王は「どんな願いも叶える(フリ)」けど、スターは「人の願いを叶えるのを助ける」役割で、いたずら好きでこれってもうミッキーマウスじゃん…?

今回の登場人物はアーシャはもちろんだけどアマヤ王妃とアーシャの親友ダリアが好き。

ダリアは松葉杖をついてるんだけど誰一人それを気に掛ける様子がないのはダリアをダリアとして受け入れてるアーシャや友人達との関係性が確固たるものなんだなと感じた。
ダリア役は大平あひるさんという声優さんなんですね。声優方面詳しくないんだけど、とても歌も素晴らしいし声大好きです。


最初にも言ったけど100年の歴史をぎっしり詰め込んだオマージュがすごすぎてストーリーはわかりやすいけど実はオタク向けの作品だと思う。
楽曲はとにかく全部素晴らしい。