もうちょい個性がほしいところ。
100周年というとこで普遍的なおとぎ話を狙ったのは分かるんですが、
グッと来るところはあんまなかったです。
敵役は、腐敗した権力、男性支配、大人を象徴していてまぁいい感じ。(あれはウォルトディズニーなのか?というのが気になりますが…)
祈りというテーマや18歳で夢を失って日常を受け入れる大人の設定も良い。
一方、主人公サイドの個性があんま見えない。
若者です。複数の人種がいます。お父さんが哲学者です。民衆が立ち上がってハッピーエンド。以上?
名作にはもっと対立を乗り越えるための対話や理解、試練、成長があったりすると思いますが
…
スターウォーズ9といい、みんな集まれば解決みたいなのやめてほしい。
子供だって騙せないんじゃないかな。
100周年作品ということで、ポリコレとエンタメ性のバランスを乗り越えた作品を期待してましたがまだその境地はディズニーにとっても我々にとって先なのでしょう。
ただ個人的には、(ディズニー)映画には、多少間違ってもいいのでイマジネーション爆発を期待していた私としてはちょっと期待外れでした。
イマジネーションを恐れているのはディズニーではないのか?という見え方もしてしまいました。
ディズニーがまた名作を作ってくれることを祈って。