祝ディズニー100周年！
あぁ200周年でまた集まる時は自分がいられないのが寂しくなる素敵なメモリアルな同時上映でした。吹き替えで見ましたが、当時の声優だったり色んな事情で声が変わっても似せてる声だったりそんなことだけでもウルウルしながら見てました。
さて、本編
なんだかアメリカ版 君たちはどう生きるか
でした(笑)良くも悪くも。
これだけのすごいことを今までやってきてますよねーというモチーフやメタファーが沢山隠されてました。音楽にも演出にもキャラクターにも映像にも。それを1つ1つ見つけるのも楽しいですが、やっぱりそこまでなんですよね。
お手本のような素晴らしいミュージカル作品だったし、大前提さすがディズニーで音楽の1つ1つは素敵でした。エンドロールでオーケストラの人数見ればどれだけお金かかってるかはわかるけど、どんなに豪華にお金かけて、今まで評価されてきたことを詰め合わせたからってそれが名作になるかっていうとそうでもないという。
70周年のゴジラ-1.0が低予算ながらアメリカで評価されてますが、
やっぱり大切なのはそれよりも熱意や脚本かなと。それを越えるものはなかった。
ちょっと以下ネタバレ含む
なんと多用民族なロサスだこと、挙げ句の果てに子やぎは全哺乳類に服を着せたがる配慮まで。まぁそれぐらいは近年のディズニーの流れだからいいです。
でもマグニフィコさん、もともとそんなヴィランだったかなぁ。自分の辛い経験を糧に平和な国を作りたかったわけじゃないですか。
みんなの願いは保管してましたよ。
ありとあらゆる国や組織って法律やルールでみんなが少しずつ我慢することで平和を作るのが権力者の役割じゃないですか。
全員が好き勝手させると無法地帯になるわけで。
確かに、憧れて近づいてきた子を雑にあしらったし、丁寧な説明を怠ったかもしれない。
まぁ夢を叶えさせない権限はあってはいけないけど。。。
大衆の意志って良くも悪くも一気に流れでひっくり返る恐怖を感じた。
頑張って築いた安定を、勢いのある尖って正義感の強い子どもが深く考えずにその思いを広げすぎた結果 国家転覆の危機ほど膨れ上がって、
もともとチキンすぎて心が小さかったマグニフィコ王は焦って正常な判断ができず所構わず暴れてしまった。
と、感じてしまって今までによくある私利私欲のためのヴィランとは大きく違ったと思う。
少しやりすぎだったので反省して王妃の身の回りの世話からやり直しますぐらいにして欲しかったなぁ。
誰も死んでないし、幽閉しなくても。。。
スターくん、彼女に力を与えて大丈夫ですか？歴史は繰り返すぞ。
本当にこれでロサスは夢の国になりましたか？
みんなが自由にしておけばそれで大丈夫ですか？
私は歪んだ大人ですか？
いやでも若者は夢を持って努力すべきだし、大人はそれを受けて応援できる広い心でなきゃいけないのだよね。でも学生のころまでに見たらもっと感動したんだろうなぁ。
もう一度言う、素晴らしいミュージカルではあったんです。愛ゆえ。結末納得いかないのにエンドロール泣いちゃったし。歴代キャラ出るだけでエモい。
アナ雪にも感じたけど、はるかに越えて音楽は複雑になってる。拍子やリズムが譜面に起こせないようになってるし、でもリプライズもあってか核となるメロディーはちゃんと覚えやすい。世界中の全てのヒットソングもそうだけど人類もろとも音楽レベルが上がり続けてるんですかね。
でも吹き替えだと歌い出すと福山すぎるね汗
いくちゃんはミュージカル女優には既に実績あったけど舞台とは違う細々な演技までディズニーでした。良かった！
まだまだ色んな思いがあるけど長くなりすぎるのでこれくらいで。
2023年102本目←ここを100にしたかった
