ひわも

ウィッシュのひわものレビュー・感想・評価

ウィッシュ(2023年製作の映画)
3.5
吹替版を鑑賞。字幕で本国版の歌を聴きたかったので点数を下げた

星に願いを、がテーマの映画

善意の支配と願いの管理とは幸せなのか?
という問いに対しての答えが実にアメリカ的で、「自分を信じよう、夢を見よう」というメッセージを常に発信してるディズニーらしい作品だったと思う
所々に過去作のオマージュが見え隠れする点で100周年記念作品を意識しているのがわかる

全体的に作品レベルは低くない
子供と安心して見られる作品の中ではかなり高レベルだと思うので、その一点では高評価すべきと思う




ネタバレ気にせず個人的な感想を言えば、悪役の王様をクリスパインが演じてるのはクリスパインらしいなと思った。
最初の志は優しさからに見えるけど、一貫して利己的なんだよね。あの王様。
自分が苦しい思いをしたからそれが嫌で他人を守りたい、自分の満足する方法で守ってやってて、それ以外は認めてない。
多分魔法で歳を取らないようにしてるんだろうけど、そのせいでおかしくなったんだと思う。
上映してる間に字幕版が見たいな
多分キャラクターの見た目は声優をやった俳優達(アリアナデボーズ)を意識してるよな。凄くいいと思う

あと、男の王様が悪役で女の子がそれに対峙して戦うっていうのも今まで無いパターンで良かったと思う。
男が悪役の時は大抵王様じゃ無いし(側近とかその他の役職が多い気がする)王様だと女王が悪いことが多いので、男の権力者がやり込められるっていうのも作れるんだなーって感動した

アーシャは…一応自分のしでかしたことをなんとかしようとしたから良い子のかな、と思うけど、良かれと思って突っ走るとこを見ると王様と同じとこはあるんだよね。
他人に願いを託すのか、管理して願いを叶えるかの違いなんだけど、
例え苦難があっても叶わないかもしれないけど「自分の事(願い)は自分のもの」ていうのが本当にアメリカらしい答えだと思った
自由の国!
共産国圏だとイマイチ、ウケなさそうと思う
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