このレビューはネタバレを含みます
年末年始は忙しかったり体調を崩して外出もなんだか億劫になったりして、観に行くタイミングを逃していたのですが、やっっと観られました！吹替にて鑑賞です。
魔法使いの王様に差し出した願いを叶えてもらう世界観ってなんやねん！それで国が安寧なわけないやろ！と思って斜に構えていたら…なんか知らんがマグニフィコ王に私の心を掌握されてしまっていた…
ゲスい歌詞を爽やかな曲調で歌い自分の顔が描かれたクッキーを配るあたりで、おや？となり、禁断の魔法に手を出して地下室から小走りで駆け出していく王様が心から楽しそうで生き生きしていて、おやおや？となって、極め付きに鏡よ鏡よ鏡さんし始めた折りにはもう完全にマグニフィコは私のスターになっていました…面白すぎる。自惚れな敵役最高すぎる。臭い地下牢でもきっとよろしく元気にやっていけるタイプだよ、この人は。
2Dと3Dが混ざっているような質感のアニメーションや他作品のオマージュが良かったです。音楽も良かった。
私はミュージカルで群衆が歌う演出がとても好きです。ですが、敵を歌で倒すというパターンがあまり好みではないので、本作はこのパターンなのか…と思っていたら、人々の心に光が宿って悪の魔法に打ち勝つ演出は、願いを取り戻したときと同じような感じで結構良かったです。
それにしても動物はまだしも、草木まで喋り出したらもう何も食べられないよね…水くらいしか。
同時上映のワンスアポンアスタジオはDisney+で字幕版は見ていたのですが、改めて見るとすごく良いですね！推しのハデスが「こうなると思った」と心底かったるそうに言うのが好きです。
