ウィッシュのほーりーのネタバレレビュー・内容・結末

※個人的なメモです
ディズニーのテーマ曲「星に願いを」をモチーフにした、ディズニー好きはニヤリとできる記念作。
組織の不正（指導者の暴走）とその告発といったテーマをきちんと描き、ディズニー側の社会問題に対する関心の高さを感じられた。
本作の王も元々は理不尽に家族を奪われ、ようやく手に入れた安住の地を奪われまいとするあまりに暴力を行使するようになっており、現在の某国のように、被害者が加害者に転じてしまう悲劇を描いていると思われた。
平凡な人たちが強大な権力に立ち向かうというテーマを効果的に表現するためか、キャラクターは地味めであり、ストーリーに関してもロマンスなどのキャッチーな要素もなく、人を選ぶ作品といえる。
この作品をみた子どもたちが、不正や権力の乱用について敏感になってくれると、未来に希望が持てるなと思う。