とうがらし

フェイブルマンズのとうがらしのレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
3.7
2022年トロント国際映画祭 観客賞 受賞

第二次世界大戦後に生まれた少年が、機関車と自動車が”激突!”するシーンに魅せられ、撮影にめり込み、映画の持つ力を思い知って、世界的巨匠と会うまでを描く、スピルバーグ監督の自伝的映画。
映画の持つ力の二面性。
真実をむき出しにする恐ろしさと、真実を覆い隠す虚構性が語られる。
また、スピルバーグ監督が製作総指揮を務めた「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の名シーンを、シリアス寄りのヒューマンドラマに作り変え、シリーズに込められた真意がおぼろげに現れる。
スピルバーグ監督の母リア・アドラーと父アーノルド・スピルバーグに捧げた一作。
アカデミー賞の作品賞と監督賞、主演女優賞(ミシェル・ウィリアムズ)ノミネートはほぼ確実でしょう。


予告編
https://www.youtube.com/watch?v=rgGI807qFkc
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