度怒り炎の介

フェイブルマンズの度怒り炎の介のレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
5.0
とても冷静に観ることができないほど自分自身と重ねたり共感し過ぎてしまったということもあり人生ベスト級
過去の傑作群で見覚えのある記号がひたすら反復されてるけど、多分本人的にセルフオマージュみたいなことやるつもりはなくて(だからこそ『レディ・プレイヤー1』は凄い映画だと今さら思えてきた)、ポスターの宣伝文句やミシェルウィリアムズのセリフにある通り、まじで人生の中で映画にしたかった事象がトラウマ的に取り憑いてるんだと思う。でも人生と映画は絶対に交わらない。壮絶すぎる。
終盤の彼女とパーティ会場へ〜上映〜いじめっ子との中指立て合い 辺りまでの一連の学校での流れヤバ過ぎて、おじいちゃんの葬式10回分位は泣いた。ここでのマリファナのショボい煙だけでも良過ぎるのに、のちに見せられる御大の葉巻から出るエグい煙に興奮しすぎて頭おかしくなりそうだった。
10年後くらいに続編作って欲しいな。ケイトキャプショーと再婚する辺りまで…