『スティーヴンスピルバーグの自伝的作品』ということで楽しみにしていた作品。昨日鑑賞してきました。
スピルバーグというより家族(特に母親)主体のパーソナルなストーリーで、前半からたくさんの愛で溢れていてほっこりしました。
ただどうやってあの名作たちが生まれたのか、直接的なアイデアの源を知れると思っていた人にとっては3時間が長かったかなと思います...
"Everything happens for a reason."
5歳で初めて観た映画に衝撃を受けるシーンから始まり、少年時代からまるでvlogerのように家族を動画に収めていた主人公のサミー。
エンジニアであり論理的な父親と天真爛漫で芸術気質な母親の話がメインで、「スピルバーグ監督」というよりは「スピルバーグ」本人の経験が描かれていました。ご両親がこの世にいない今、こんな赤裸々な映画を作ってしまうなんてびっくり！
起こること全てに理由がある。スピルバーグ監督はこの映画で「許す」ということを表したかったそうです。きっとこの映画で母親への「許し」を残したかったんだろうな。
彼の映画愛が最後のお茶目でユーモアたっぷりのカメラワークに繋がっていて、クスッと笑えて終わりました。
これからスピルバーグ監督の素敵な映画を観る時、この映画のことを思い出すと思います。これからも楽しみにしています！
