アニローズさんの映画レビュー・感想・評価

アニローズ

アニローズ

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コットンテール(2022年製作の映画)

3.7

最愛の妻を亡くした主人公が彼女の遺言にある通りに英国の湖に遺灰を撒くため、息子家族と共に奔走するストーリー。
人生の終盤に入った人物が若い頃の恋愛を思い出す展開は大好物だし、センチメンタルな気持ちにさ
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トラップ(2024年製作の映画)

3.6

人気女性シンガーのライブ会場にいる殺人鬼がFBIの包囲網を掻い潜って脱出を図る設定は非常に斬新だが、いくら何でも無理のある展開で逃げ切ったため若干興醒め。

そもそもライブ中にあんなに多くの観客が廊下
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Chime(2024年製作の映画)

3.2

黒沢清監督やサブテキストなホラーが好きな方に
向けの作品かな…。私には刺さりませんでした。

何とも不気味で不穏なシーンの連続でホラー作品としてのテイストはしっかり構築されているが、それ意外に何が魅力
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室井慎次 敗れざる者(2024年製作の映画)

4.0

室井慎次の警察庁退官後と、現在の彼の周辺で起こる不穏な動きを描くシリーズ最新作が前後編で展開される。
前編にあたる本作では室井の過去と現状の確認的内容がほとんどだが、その中にも小さな笑いや共に住む少年
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サウンド・オブ・フリーダム(2023年製作の映画)

4.1

ある南米の児童誘拐事件を解決に導いた米国人の事実に基づく作品。人身売買は年間1500億ドルのお金が動く犯罪ビジネスで、売買される子供の買い手はアメリカが最大とか。
そんな要素もあるためか、本作は様々な
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踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!(2010年製作の映画)

3.2

最新作に向けて配信での鑑賞。

これはちょっとダメですな。
ギャグもリズムも悪く、内容もやや冗長。
本シリーズのストロングポイントが完全に消されていました。

床に落ちたコートを誰が拾ったのか、
犯人
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踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003年製作の映画)

3.9

最新作に向けてTV放映鑑賞。

官僚組織批判に加え、理想のリーダーシップ論もしっかり描く痛快作品。

室井さんが放った
「責任を取る、それが私の仕事だ」
はシリーズ最高の決め台詞だった。

それにして
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.0

アメリカ国内が2つに分断され、内戦が勃発するという現代のアメリカでも起こり得る絶妙な設定で、初めて予告をみた時からメチャクチャ期待してました。

前半は意外にも静かなシーンが続き、隣の男性がクチャクチ
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踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年製作の映画)

4.0

最新作に向けてTV放映鑑賞。

1998年作品とは思えない高い映像クオリティ、真っ直ぐな官僚組織批判、見る者の気持ちを巧みに踊らせるBGMなど、様々な魅力が詰まったホントに楽しい作品。

憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.2

ヨルゴス・ランティモス監督作「哀れなるものたち」が不発だった小生にとって本作鑑賞は賭けだったが、異様な設定とメタファーとサブテキストの組み合わせが不可思議かつ魅惑的な世界観を作り上げ、妙に脳裏に焼きつ>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

3.8

池松壮亮のアクション技術には驚いたが、その他の点は慣れたというか、飽きたというか…。
つまらない作品ではないけど、ギャグも新キャラも突き抜けるモノがなく、少し期待外れだった。舞台の宮崎県の魅力ももっと
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.9

転売ヤーとして様々な恨みを買った主人公がネットを通じて集まった男達に命を狙われるストーリー。

独特な緊張感が作品全体を覆っていて、その点で非常に引き込まれるが、肝心の恨みを買う要素が弱く、
「この程
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トランスフォーマー/ONE(2024年製作の映画)

3.8

オプティマスプライムとメガトロンの誕生秘話。

トランスフォーマーシリーズは「ロストエイジ」が個人的にハマらず熱が冷めたままの状態でお付き合いしていて(そういった方は多いと思うが)、今作に関しては万人
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あの人が消えた(2024年製作の映画)

3.6

シナリオや伏線、構成などが予想外に面白いのだが、主役のわざとらしい演技が作品に合致しておらず残念。田中圭のフォローで世界観が何とかもった印象。キャスティングって本当に大事ですね。

そもそも配達員が客
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SONG OF EARTH/ソング・オブ・アース(2023年製作の映画)

4.0

"私たちの初恋を忘れないで"

氷河と広大な森に囲まれた故郷を離れた本作の監督が、実家に戻りこの地でずっと生きてきた両親と大自然に向き合うドキュメンタリー作品。

荘厳な大自然と幸せな老夫婦の組み合わ
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アビゲイル(2024年製作の映画)

3.8

「誘拐した少女はヴァンパイアだった」
ってメインコピー…言っちゃダメでしょ。
本作の最も大きなネタであり核なんだから。

ホラー系、スリラー系が好みでない私も楽しめる展開と迫力だから、好きな方はたまら
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シュリ デジタル・リマスター(1999年製作の映画)

4.8

本作が制作・公開されたのは約25年前。当時の私は20代の若者で名古屋に生活拠点を構え、当地で本作を鑑賞した。その後、東京や福岡でも生活し、9.11、リーマンショック、3.11、コロナ騒動も経験して今や>>続きを読む

スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

4.0

ヘルシンキ〜🎵ヘルシンキ〜🎵

言うまでもないが三谷幸喜作なので一流役者が揃って安心・安全・安定の作品でした。大爆笑の少し前のニヤッと笑えるシーンの連続で満足の内容。意味不明なところもあったけど。
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

3.9

高評価につられて鑑賞。

細かい笑いを散りばめつつ、武士の責務と生き方もバランスよく描き、最後は感動的な締め。インディーズ作品とは思えない完成度でした。

役者の演技力も皆高い。特に山口馬木也は初めて
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夏目アラタの結婚(2024年製作の映画)

3.9

社会を震撼させた連続殺人犯・品川真珠から行方不明の被害者頭部の隠し場所を聞き出すため、元ヤンキーの児童相談員・夏目アラタが面会時に結婚を申し出るが…。

原作漫画未読。
主要人物(柳楽、黒島、中川)ば
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.1

「エイリアン1」から20年後。鉱山労働者として搾取される若者達が廃棄された宇宙船の冷却休眠装置を使って別の惑星に逃げ出す計画を図るが…。

絶妙な緊張感が最後まで維持され、かなり楽しめた。特に小惑星群
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エイリアン(1979年製作の映画)

3.7

最新作「エイリアン:ロムルス」に向けて復習。

本作は劇場鑑賞組でなくテレビ放映の録画視聴組。当時は映像も暗くて細部が見えないシーンもあった。
で、今回35年ぶり(?)…いやもっと久方ぶりに
ディズニ
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.6

"日本は少子化と貧困で衰退するので、これからの目標は生存です"

私は「ポスト団塊ジュニア」とか「ロスジェネ」と呼ばれる世代だ。以前は同時期に生まれただけで人間を一括りにするのは無理があると思っていた
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サユリ(2024年製作の映画)

3.4

全く興味がなかったが高評価につられて鑑賞。

原作漫画未読も影響したのか、全く刺さらない作品だった。

前半のホラーは楽しかったが、中盤以降のお婆ちゃんブレイクからは完全に退屈になった。太極拳で立ち向
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威風堂々~奨学金って言い方やめてもらっていいですか?~(2024年製作の映画)

4.0

奨学金(学生ローン)問題や教育無償化の必要性を強く訴える作品。奨学金返済(実質的な借金返却)が晩婚化・少子化にも繋がるなどの様々な社会問題にも切り込む。パパ活とかも。

今の大学生の2人に1人が奨学金
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ラストマイル(2024年製作の映画)

4.1

現代の流通・物流が抱える問題にミステリー要素を交えて展開するオリジナルストーリー作品。
監督:塚原あゆ子、脚本:野木亜紀子、主題歌:米津玄師 という本作と同じ座組で制作されたTBSドラマ『アンナチュラ
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.3

90年代名作上映「Filmarks 90’s」の第8弾。8月23日(金)から2週間限定でリバイバル上映中。おかげで33年ぶりの劇場鑑賞。

終盤、シュワちゃんがサイバーダイン社から警察に向けてマシンガ
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ターミネーター(1984年製作の映画)

4.0

「ターミネーター2」のリバイバル上映に向けて。

当時はシュワちゃん目当ての単なるアクション映画として捉えていたが、今観ると「短い男女の恋+男が女に未来を託す」点は「タイタニック」と類似するのね。
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

3.9

思春期を迎えたライリーに大人の感情「シンパイ」「イイナー」「ハズカシ」「ダリィ」が生まれ、新たな生活の中で一緒に生きてきたヨロコビなどの感情達が追放されてしまうストーリー。

様々な感情や経験を通して
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フォールガイ(2024年製作の映画)

4.7

派手なスタントアクションとアメリカンジョーク、大人の恋愛がバランス良く組み合わさった抜群に楽しい作品。間延びするシーンもなく、とにかく引き込まれてあっという間に終演。

様々な映画作品のオマージュや小
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.3

高評価な最新作に向けて前作を鑑賞。

この作品、好きです。
カナシミを取り除けば万事OKってわけじゃない。人間は色んな感情がバランスよく構成されて、他者や社会と繋がっていけることが見事に描かれています
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ボレロ 永遠の旋律(2024年製作の映画)

3.7

"成功なんて敵を増やすだけだ"

モーリス・ラヴェルが名曲「ボレロ」を作曲するに至った過程とその生涯を描く作品。

「ボレロ」の音が作られていく過程は面白かったが、構成などがイマイチで眠くシーンもあり
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幸せのイタリアーノ/あなたのもとに走る(2022年製作の映画)

3.8

シューズメーカーを経営するプレイボーイ・ジャンニが出会った新しいターゲットは下半身付随で車椅子に乗るキアラ。いつものように手段を選ばず巧みに関係を築くジャンニだが、これまでにない自身の気持ちの揺らぎに>>続きを読む

ツイスターズ(2024年製作の映画)

4.0

ハリウッド1のイケメン俳優と今最も注目の女優によるディザスタームービー。

「恋するプリテンダー・トルネード編」とばかりに主演2人の魅力だけで乗り切る作品かと思っていたが、それだけに頼らない迫力の竜巻
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デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

絶対R15指定のお下劣ギャグ映画。
会話のほとんどが下ネタか、ディズニー×20世紀FOXのdisり。戦闘は血飛沫や骨が吹き飛ぶ凄惨シーンの連続。
ブラックジョークとダークヒーローもここまでやれば清々し
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.1

不可解なラストと本作のタイトルとの乖離が埋められず(理解できず)、様々な解説や特集記事を読んだ。
ある雑誌の監督インタビューに、 

「この映画には『悪は存在しない』というタイトルがついている。観客は
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