彼の歴代作品には家族への愛と葛藤の記憶
と経験が血肉となり 色濃く反映されている
のがよくわかる。
スピルバーグは私の映画愛に魔法をかけた
監督のひとりだと言っても過言ではないか
も。そんな彼の 心のフィルムに秘めた自身
の記憶をこうして映画館で観れることのし
あわせを噛みしめました。
幼い頃から想像と願望とありのままの現実
を天性の視点とアイデアで 客観的に魅力的
に映しだすそのセンス！ レンズを覗くあの
きらきらの碧い瞳が眩しい。
彼の成長期は自由で感性豊かなママのカラ
ーに日常を大いに染められ決して穏やかで
はない印象でしたが そのもやもやと溢れる
情熱を撮影という形で次々と衝突させ昇華
させる才能があったこと、それはスピルバ
ーグ自身の見出した自己を癒す 天才ならで
はの残酷なセラピーのようにも感じました。
そして遊び心のあるラストににんまり☺︎
チャーミングなママのレトロファッション
がまた可愛くて💙
