リアム

フェイブルマンズのリアムのレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
4.5
本当に大きな出来事は起きないんだけどすごく良かったし心が暖まったし熱くなった
こんな大監督も常人のように映画に触れた初期衝動からずっと映画に魅せられてたんだな
ユダヤ系の比較的普通の家族だし
友達に出てもらって映画撮ってたり、みんなの前で上映するシーンは本当に楽しそうで自分も作ってみたいと強く思った
アイデアを練りに練っていろんなシーン撮ってる時楽しいやろなって思った
家族の映像を撮って編集してる時に浮気に気づくのは切なすぎるし絶対言えない
芸術家気質のお母さんはちょっと苦手(ミシェル・ウィリアムズ自体も少し苦手)だった
カリフォルニアの高校に来てからは辛かった
ユダヤ系へのいじめとか日本人からしたら全く理解できないけど
イジメてた子が夏休み(?)の映像でめっちゃ魅力的に映ってたことにちょっとキレ気味だったのが、凄く面白い感覚だなと思った
映像の良さと悪さは表裏一体なんだということを示したかったのかな
ハリウッドのスタジオに出入りするようになる場面で終わったけど、興味深かったからもう少し見たかった
ジョン・フォード監督からの助言を受けた後ラストの地平線を真ん中から慌てて上にする感じほっこりユーモアの極致っていう感じで最高
当たり前やけど映画の撮り方うますぎ
リアム

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