ただの映画が大好きな少年が夢を叶える話!っていうわけでもなく、映画を撮る者として、もしくは何かをつくる者としての覚悟や呪いみたいなものが描かれる。
家族の崩壊してる場面で、それを「撮りたい」とすら思ってしまうほど映画作りに呪われた主人公。スティーブン・スピルバーグに限らず、戦争ものだったり犯罪ものだったり、最近の話題で言うとオッペンハイマーとか、決して楽しいテーマだけではなく悲しいことや辛いことすらも映画にしたいと思ってしまうある意味で残酷な感覚。
でもやっぱり小さい頃からの積み重ねって大切なんだなと思った。最後の終わり方も素敵。