監督・脚本・製作スティーヴン・スピルバーグで、自身の幼少期からの成長を描いた自伝的映画。
ユダヤ系アメリカ人であるフェイブルマン家は芸術家で好きを追求出来る母親ミッツィ、研究家でロジカルに物事を理解出来る父親バート、二人の遺伝子を受け継いだ少年サミーと三人の妹達で構成。
少年時代「地上最大のショウ」で“映画の魅力”に取り憑かれ、アイデアを駆使しながら周囲を笑顔にしていくサミー。
一方で「It's Media」という有名な風刺画がありますが、切り取る場所で見え方が全然違ってしまう“映画の怖さ”にも言及。
撮り方・編集で心温まるホームビデオから別の一面を映し出せるし、その人以上の誇大広告にもなり得るし、笑いの対象にもされる。ここをきちんと描いているのがとてもフェア。
自らの気持ち、“夢”に向かって動いた母と家族を大切に思いつつも“仕事”に生きた父。二人の息子が後に立ち上げる映画製作会社の名前を思うと考えさせられる…🤔
全編通して言葉ではなく表情で語るミシェル・ウィリアムズとポール・ダノ。この二人は本当に凄かった👏
ラストカットで襟を正す、現在進行形のスピルバーグにもニヤリ🎥