緩やかさ

フェイブルマンズの緩やかさのレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
4.3
やはりスピルバーグは面白い。

21世紀のスピ監督作では一番面白い。
(「戦火の馬」「ウエストサイドストーリー」は未見)

自伝でこんなにエンタメしてるのすごい。
ここから続編で「ジョーズ」あたりまでやってくれたらいいのに。

カリフォルニアに引っ越した学園生活のシーンで、急に現代のA24やスタジオドラゴン的なテイストになるの、映像オタクとしてのスピルバーグの先鋭性をメタ的に感じた。

現代の洋画ファンの身で言うと、パパがダノでママがミシェルってなんかいろいろ思考飛んでバグる。

祖母の兄役の役者さん、撮影時87歳(かっこいい!)、
レジェンド監督役のデヴィッド・リンチ撮影時76歳(「ラッキー」出演時の芝居も良かった)、
音楽のジョン・ウィリアムズ撮影時90歳。
みんな元気ですごいな。

モデルとなったスピの父は100歳越え、母も96歳までご存命だったとのことで、
いま77歳のスピルバーグ監督もまだまだこの先、同時代の映画を撮ってくれそうですね。楽しみです。
緩やかさ

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