芸術をとるか?家族をとるか??その葛藤の象徴が「母親の不倫を撮っちゃいました、、それで家庭がぶっ壊れちゃいました、、」ということで合ってるのかな??
だとしたら単純に思春期の子どもには可哀想なだけで、「芸術の副作用」はカッコつけすぎの単なる家庭内ゴシップ。
超毒親の母をはじめとし、鑑賞していて感情移入できる人がいなかった。子どもが写実的な戦争映画撮ったら喜ぶ前に心配しよう。キリストマニアのガールフレンドとかエキセントリックすぎてどうかしてるぜ。
また所作がとにかく、オーバーでうるさいのも苦手な要素。アメリカの自然体がわからないので受け入れてしまいそうになるが、流石に大袈裟な感じがする。邦画で言うと調子悪いときの三谷幸喜作品に近い。
個人的にスピルバーグは「ごちゃごちゃはいいから、これ観て、笑って!泣いて!怖がって!」という娯楽への吹っ切れが最大の魅力だと思っているので、これが遺作になるのは寂しい。次はまたわくわくするエンタメが観たいよ。