ライラ・ノイゲバウアー初監督作品をジェニファー・ローレンスがプロデュース。ジェニファー・ローレンス(リンジー役)は主演も兼任。
共演したブライアン・タイリー・ヘンリー(ジェームズ役)がアカデミー賞助演男優賞候補にノミネート。確かに存在感のあるいい演技でした。
あらすじはリンジーがプール掃除の仕事をして、ジェームズと一緒にプールに入るというシンプルな物語。キャラクター達がそれぞれ失ったものとどう付き合うかというテーマがその表層の物語を支えています。こういう控えめなストーリーテリングの映画も嫌いでは無いです。
ジェニファー・ローレンスが出演しなければ出資者も集まらず、製作もできないほどの地味な映画。ただプール付きの家が多いアメリカの事情を理解していないとなかなかとっつきにくい物語なのは確か。
A24はこんな地味な映画にも出資するところに勢いを感じます。しかも買い付けたのはアップルTVですからもちろん一定以上のクオリティなんです。
いかんせん、日本でのアップルTVの認知は低く、またジェニファー・ローレンスの人気も限定的なので良作ですが時が経つと埋もれていく作品。