ももんがぁ

Butcher, Baker, Nightmare Maker(原題)のももんがぁのレビュー・感想・評価

3.5
高校3年生のビリーは幼い頃に両親を『ファイナル・デスティネーション2』のハイウェイ事故みたいなド派手な玉突き交通事故で亡くし、それ以来叔母のシェリルと共に暮らしていた。

そんなビリーは地元ではバスケットボール選手として活躍していることもあり、奨学金でテンバー大学へ入学しようと考えていたのだが、ビリーを溺愛する叔母のシェリルは大学へ行ったら離れ離れになる事を恐れそれを妨害。

ビリーが好きすぎる余りシェリルの歪んだ愛と孤独がやがて彼女を殺人鬼へと変貌させる!


センセーショナルな事案を扱った映画として色んな国で上映禁止になった曰く付きのホラー映画なもんだが、近親相姦や同性愛といった確かに昔ならちょいとお堅い国からはムムムとなる内容なものの、日本でもVHS化されていないところを見ると当時は日本でもアブノーマルな内容だったんかな?

いやいやもっとやべぇポンコツ映画もVHS化されてるから、ただ単にこの監督がビキニ映画ばっか撮っているから日本のバイヤーもまたビキニやろ。と取り上げなかったんかな?

ビキニは悪く無いもん。ぴえん🥺


まぁしかしながら今作が特にこの手のマニアから一目置かれる所以は叔母のシェリルを演じたスーザン・ティレルの演技がキチガイじみててとにかくヤバいっつうことやね。

血は繋がって無いとは言え自分が育ててきた息子を性的な目で見て彼を守るためなら何でもするという常軌を逸したサイコパスっぷりやラストの鬼の形相にこの監督だからビキニを期待した紳士達は尽くそのちんこをへし折られるサイコスリラーとなってしまった故かも知れませんなぁ。

恐ろしきビキニパワー。

まぁそれを抜きにしてもめちゃ異色なサイコホラーとなっているので刑事にホモ扱いされるストーリーもかなり面白かったです。
ほんと何故日本ではVHSスルーなのか分かりかねる。

あと今は亡き売れる前のビル・パクストンもバスケ部のいじめっ子役で出ているので是非見てみてね
ももんがぁ

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