莉亜ria

サンタ・ボックスの莉亜riaのレビュー・感想・評価

サンタ・ボックス(2020年製作の映画)
3.0
かなり早いけど気になっていた
クリスマス系映画

ケイリーはクリスマスに不幸な出来事が重なる為にクリスマスが大嫌いな女の子
そんなケイリーにまたもや不幸な事に家が火事になり引越しを余儀なくされる
新しい家に母と2人で越してきたが
自分は街の権力者だというネリーが訪ねてきて、隣に住む老人のオットーは危険だと
伝えてくる
そんなおり、外に出かけたケイリーは
少年達が荒らした庭を元に戻しているオットーに出会い、手助けすることに……

主人公のケリーやお母さんがとてもいい人で2人のやりとりには心温まるやり取りが続く
ケリーがクリスマス嫌いなのも
嫌なことがたまたま重なるというのも
よくあるが
子供の時の些細な理由は大人になった際に大きな要因になったりもするので
みていて理解出来る所も
入りやすさがあった

だが、こういうクリスマス系の心温まる
映画のはずが
なぜだか不思議とケリーとオットーが話す時のオットーの話が心に全くささってこない……いい話してるんだろうな……とは思うがどうしてもささらない
深みがないのか……どうにも上っ面をすべっていくような
妙な感覚がある……これがどうにも謎

いくつか不思議なトゲ的気になる感じがいくつかあったまま
ラストにいってしまい、どうにもスッキリとみれなかった自分があった

オープニングの謎がラストでわかるのはよかったが
もう少しオットーの話に深みや過去の要因的要素の描写があってもよかったんじゃないかな……とおもってしまった
シンプルさと
サンタクロースというファンタジー要素
なのではなく
誰かの為に優しくなれたり、幸せを願い
行動する事
それをわかりやすく教えてもらえる映画ではあるので
ちょっともったいなさを感じたのは残念な所
莉亜ria

莉亜ria