このレビューはネタバレを含みます
山にしか
江戸から明治の頃、東北、山の麓の村、
産まれたての自身の子の首を捻り殺す父親。
三代前に火事を出した家の田畑を没収して
差別しまくる村人と村長。
村に差別される父親と凛は屍体の片付けなど
いわゆる汚れ仕事でしか生計を立てられない。
またこの父親、米を盗んで咎められた時、
庇ってくれた凛をこっぴどく殴り続ける。
目が見えない弟の世話を気にしつつも、
かねてから憧れ続けて来た早池峰山に
身を引こうと入った凛は、
山男と出会えて楽しく暮らしていた。
が、鈍い泰造が連れ戻しに来て山男が殺され、
凛は村に戻され、
日の照らない村の犠牲として人柱にされる。
その見返りに田畑を返してもらえると
喜ぶ父親。
助けに来た泰造の誘いを断り運命を受け入れる凛。
火炙りになるので雨が降ればいいなぁ、と
思っていたら、雷鳴が轟き‥‥☔️
助かった凛を見て、許して許してと喚く村人。
悪いとわかりつつ、凛の命を奪おうとしてた。
いくら生活に困窮した村であるとはいえ、
父親もろともあまりじゃないか、と思った
凛の立場。
負けずに運命を受け入れて生きて来たが、
これからどうするのだろう。
凛には、山男が来ていたのが見えていたようで
話しかけていたようだ。なので‥‥。