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PARTY7のILLminoruvskyのレビュー・感想・評価

PARTY7(2000年製作の映画)
1.5
原題『PARTY7』 (2000)

監督・脚本・編集 : 石井克人
撮影 : 町田博
音楽 : ジェイムス下地
出演 : 永瀬正敏、浅野忠信、原田芳雄、他

とあるホテルの一室に集まった7人が繰り広げる騒動を描いたナンセンス・コメディ映画。

強烈なキャラクターが次々と登場し、ナンセンスでクレイジーな世界を展開する作品ですが、

いかんせん、

編集のキレでテンポがあるように錯覚しますが、「映画」としての語り口、緩急の付け方が致命的に鈍重で、これ見よがしに、どう?これ、オモシロいでしょう〜と観る者に目配せし、ソレを上辺だけの"スタイリッシュさ"でコーティングした、いかにも90年代オシャレサブカル層が好きそうな作品で、延々と自分と笑いのセンスが全く合わない、つまらない演劇コントをずっと観せられているような苦手な作品だったし、
奇しくも長編映画監督第2作目でこういった作品を世に送り出した という類似も踏まえて、松本人志『しんぼる』と並ぶ酷い作品だったな…という印象。

前作の『鮫肌男と桃尻女』が面白かっただけに、個人的には非常に残念に感じてしまった一作。
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